お手入れ 2026.05.23
汗をかいたときのスーツのお手入れ方法|夏でも清潔に長持ちさせるコツ
暑い季節にスーツを着ていると、どうしても気になるのが汗によるニオイやシワ、型崩れです。
通勤や外回り、営業、式典などで長時間スーツを着ていると、ジャケットやパンツに汗がこもりやすくなります。
そのまま放置してしまうと、ニオイの原因になったり、生地の傷みにつながったりすることもあります。
大切なスーツを長くきれいに着るためには、汗をかいた後のちょっとしたお手入れが大切です。
今回は、汗をかいたときのスーツのお手入れ方法をわかりやすくご紹介します。
汗をかいたスーツをそのままにしないことが大切
汗をかいたスーツをそのままクローゼットにしまうのは、あまりおすすめできません。
汗には水分だけでなく、皮脂や塩分なども含まれています。
そのまま放置すると、ニオイや黄ばみ、生地の傷みの原因になることがあります。
特に夏場は湿気も多いため、スーツの中に汗や湿気が残ったままになると、清潔感を保ちにくくなります。
帰宅後はすぐにしまわず、まずは風を通して湿気を抜くことが大切です。
帰宅後はまずハンガーにかけて陰干しする
汗をかいたスーツは、帰宅後すぐにハンガーにかけましょう。
このとき、細いハンガーではなく、肩に厚みのあるスーツ用ハンガーを使うのがおすすめです。
肩のラインが崩れにくく、ジャケット本来の形を保ちやすくなります。
ハンガーにかけたら、風通しの良い場所で陰干しします。
直射日光に当てると、生地の色あせや傷みにつながる場合があるため、日陰で自然に湿気を飛ばしましょう。
目安としては、数時間から一晩ほど風を通すと安心です。
ブラッシングでホコリや汚れを落とす
スーツを陰干しした後は、洋服ブラシで軽くブラッシングしましょう。
一日着用したスーツには、汗だけでなく、ホコリや花粉、細かな汚れが付着しています。
ブラッシングをすることで、生地の表面を整え、汚れが奥に入り込むのを防ぎやすくなります。
ブラシは上から下へ、力を入れすぎずにやさしくかけるのがポイントです。
特に肩まわり、襟元、袖口、パンツの裾などは汚れがつきやすい部分なので、丁寧に整えましょう。
ブラッシングは動画でも解説していますので是非ご覧ください!
汗のニオイが気になるときは消臭スプレーを使いすぎない
汗をかいた後、消臭スプレーを使う方も多いと思います。
もちろん一時的なニオイ対策として便利ですが、使いすぎには注意が必要です。
スプレーをかけすぎると、生地に成分が残ったり、湿気がこもったりすることがあります。
使う場合は、スーツから少し離して軽く吹きかけ、その後しっかり乾かしましょう。
スプレーをした直後にクローゼットへしまうのではなく、風通しの良い場所で乾かすことが大切です。
また、香りの強いものよりも、衣類用の消臭・除菌タイプを選ぶと使いやすいです。
汗ジミが気になる部分は固く絞ったタオルで軽く拭く
襟元や脇、パンツのウエストまわりなど、汗が気になる部分は、固く絞ったタオルで軽く拭く方法もあります。
水で濡らしたタオルをしっかり絞り、汗が気になる部分を軽くたたくように拭きます。
強くこすると生地を傷める可能性があるため、やさしく押さえるように行いましょう。
その後は、必ず風通しの良い場所でしっかり乾かしてください。
湿ったまま放置すると、かえってニオイやカビの原因になることがあります。
パンツはシワを伸ばして吊るす
夏場はジャケットだけでなく、パンツにも汗がこもりやすくなります。
特に膝裏、太もも、ウエストまわりは汗やシワが出やすい部分です。
帰宅後はパンツもすぐにハンガーへかけ、湿気を飛ばしましょう。
パンツ用のクリップハンガーで裾を挟み、逆さに吊るすと、パンツ自体の重みでシワが伸びやすくなります。
センタープレスをきれいに保ちたい場合にもおすすめです。
すぐにクリーニングに出しすぎるのは注意
汗をかいたからといって、毎回クリーニングに出せばよいというわけではありません。
クリーニングは汚れを落とすために必要ですが、頻繁に出しすぎると、生地への負担になることもあります。
特にウール素材のスーツは、適度なお手入れをしながら休ませることが大切です。
普段は陰干し・ブラッシング・部分的なケアを行い、ニオイや汚れが気になってきたタイミングでクリーニングに出すのがおすすめです。
ただし、汗を大量にかいた場合や、汗ジミ・ニオイが強い場合は、早めにクリーニング店へ相談しましょう。
スーツは連続で着用せず、休ませることが大切
スーツを長持ちさせるためには、毎日同じスーツを着続けないことも大切です。
一日着用したスーツには、汗や湿気が残っています。
連続で着用すると湿気が抜けきらず、型崩れやニオイの原因になりやすくなります。
できれば、スーツは2〜3着をローテーションして着用するのがおすすめです。
一度着たスーツをしっかり休ませることで、生地の回復を助け、きれいな状態を保ちやすくなります。
夏場は通気性の良い生地や裏地選びも重要
汗対策は、着用後のお手入れだけでなく、スーツを作るときの生地選びでも変わります。
夏場に着るスーツなら、通気性の良い春夏向けの生地を選ぶことが大切です。
軽くて風通しの良い生地を選ぶことで、蒸れにくく、汗による不快感を軽減しやすくなります。
また、裏地の仕様も重要です。
総裏よりも背抜き仕様にすることで、背中まわりの通気性が良くなり、夏でも比較的快適に着用できます。
オーダースーツであれば、着用シーンや季節に合わせて、生地や裏地、仕立てを選ぶことができます。
汗をかきやすい方におすすめのスーツ選び
汗をかきやすい方には、次のようなスーツ選びがおすすめです。
- 春夏向けの軽い生地を選ぶ
- 通気性の良い織りの生地を選ぶ
- 背抜き仕様にする
- ゆとりを持たせたサイズ感にする
- 自宅でケアしやすい生地を選ぶ
- 2〜3着でローテーションする
細すぎるサイズ感のスーツは、体に密着しやすく、蒸れを感じやすい場合があります。
夏場は見た目のすっきり感を保ちながらも、適度に動きやすいサイズ感に仕立てることが大切です。
まとめ
汗をかいたスーツは、着用後のお手入れがとても大切です。
帰宅後はすぐにクローゼットへしまわず、まずはハンガーにかけて風を通しましょう。
その後、ブラッシングで表面の汚れを落とし、必要に応じて固く絞ったタオルで汗が気になる部分を軽く拭き取ります。
また、スーツを連続で着用せず、しっかり休ませることも長持ちさせるポイントです。
夏場は汗を完全に避けることは難しいですが、日々のお手入れを少し意識するだけで、スーツの清潔感や持ちは大きく変わります。
当店では、夏でも快適に着用しやすい生地や、通気性を考えた仕立てのご提案も行っております。
汗や暑さが気になる季節のスーツ選びも、ぜひお気軽にご相談ください。












